鎌ケ谷総合病院 病院案内

鎌ケ谷病院 | 病院案内 page 11/16

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概要:
鎌ケ谷総合病院の理念。私たちは、“生命だけは平等だ”を基本理念とし、次のような病院として皆様に最善の医療サービスを提供できるよう努力します。・生命を安心して預けられる病院・健康と生活を守る病院

リウマチ治療関節リウマチは免疫異常反応によって起る自己免疫疾患と考えられている病気で、関節の滑膜が増殖・炎症を起こし、次第に軟骨や骨が侵される事で関節破壊や変形をきたす病気です。治療においては生物学製剤や抗リウマチ薬を使用する薬物治療と、滑膜切除術や人工関節、関節形成術を用いた手術治療を進行度合いに応じて使い分けて治療を行います。関節リウマチの薬物治療症状の軽減、将来の関節変形の抑制の為に関節リウマチ治療において、薬物治療は欠かせません。ここに紹介する以外の薬も、状況に応じて使用します。抗リウマチ薬関節破壊の抑制のために使います。効果発現までに2~3カ月の期間を要します。効果と副作用を見ながら、病状に合った薬を選択して行きます。生物製剤抗リウマチ薬でも症状が強い、炎症が治まらない、関節破壊が進行してしまう場合に使用します。抗リウマチ薬が効かない場合でも、約90%の改善を見込め、関節破壊の進行を協力に抑制しますが、使用前に十分な検査を行い、副作用の出現を抑える必要があります。ステロイド炎症を抑える作用があり、早期の関節リウマチに効果があり、抗リウマチ薬が効くまでの橋渡し的役割もあります。骨粗鬆症、高脂血症、糖尿病などに注意しながら使います。関節リウマチの手術治療手術治療の目的は、機能の改善、進行予防、他の関節への影響を予防する事にあります。手術が必要なタイミングは、症状と他関節の状態、全身状態、生活背景などから総合的に判断し、治療を行います。滑膜切除術腫れた関節に対して、病的原因である滑膜を切除します。関節形成術変形した関節(手指、手関節、肘関節、足趾関節)に対して行います。症状軽減、進行予防、機能改善が主な目的になります。人工関節置換術関節破壊が進行し、関節機能に障害が出た関節(特に膝関節、股関節、肘関節、手指)に対して行います。股関節、膝関節に対しては状況に応じて最小侵襲手術を行います。リウマチ看護外来リウマチの治療には患者様のご理解とご協力が必要不可欠です。当院では登録リウマチケア看護師による「リウマチ看護外来」でリウマチ患者さんやご家族に対してカウンセリングや、病気・治療に関するレクチャーを通じて理解を深め、お互いに手を取り合って治療を行います。リウマチ教室リウマチは早期発見と治療が必要不可欠ですが、残念な事に自分の病気や体調変化に気付かない方や、様々な理由で中々病院に行かず症状が進行してしまう方は少なくありません。リウマチ科では、より多くの方にリウマチ治療の知識と意識を持って頂く事を目的としたリウマチ専門医による自由参加型の公開講座「リウマチ教室」を開催しています。スポーツ整形外科スポーツ整形外科では、関節鏡という特殊な道具を使い、前・後十字靭帯再建術、半月板切除術、縫合術などのスコープによる低侵襲性手術を最新の設備を用いて行っております。特に前十字靱帯再建術においては、最近の主流になりつつある二重束再建法という治療法を導入しています。また、患者さまのスポーツ種目やニーズに合わせて、再建材料を膝蓋腱、半腱様筋腱、人工靭帯の3種類から最も適した方法を選択する事が可能です。